2023 年度選考結果

採択研究課題

平井隼人(東京大学)
「栄養飢餓による TOR の不活化がリボソーム遺伝子をヘテロクロマチン化する分子機構」

本田晃伸(理化学研究所)
「魚類特異的な N 型糖鎖脱離酵素 Ngly2 の生物学的重要性の証明」

選考の経過と講評

本助成制度が始まり 12 回目の本年度は、酵母分野において 5 件、糖鎖分野において 4 件の申請がありました。本年度もレベルの高い申請書が多く、難しい決断を迫られましたが、5 名の選考委員による厳正な審査の結果、研究テーマの独自性、挑戦性、実現可能性を吟味・評価した上で、酵母分野から 1 件、糖鎖分野から 1 件を採択しました。

これまでの本助成金受領者はすでに 20 名を超えております。折に触れて受領者の方々の活躍・昇進のご報告を伺い、大変嬉しく思います。

今年度の採択者の皆さんも、本助成を励みにステップアップをされることを期待しております。

地神芳文記念研究助成金 選考委員長 成松 久
(国立研究開発法人産業技術総合研究所
細胞分子工学研究部門 名誉リサーチャー)