プログラム

案内パンフレット（PDF 1.3 MB）もご参照下さい。

第 1 日目（6 月 24 日）

セッション 1　酵母が明かすタンパク質の輸送・修飾・分解　（10:00 - 12:05）

佐藤　健（東大・院総合文化・広域科学）「再構成と可視化による輸送小胞形成のダイナミクス解析」
横尾岳彦（産総研・糖鎖医セ）「GPI の脂質リモデリング機構とその生理的役割」
鈴木　匡（理研・基幹研・システム糖鎖）「細胞質 PNGase の関与する ERAD 機構と、反応産物の遊離糖鎖の解析」
岡本浩二（阪大・院生命機能・ミトコンドリア動態学）「ミトコンドリア分解を司る選択的オートファジーの制御機構」
佐伯　泰（臨床研・先端研究セ）「26S プロテアソームの分子集合と作動原理」

セッション 2　酵母で究める細胞制御の仕組み　（13:15 - 14:55）

松浦　彰（千葉大・院融合科学・ナノバイオ）「細胞の生死とテロメア恒常性－出芽酵母を用いた解析」
小林武彦（遺伝研・細胞遺伝／総研大・遺伝学専攻）「細胞の若返りの分子機構」
清水光弘（明星大・理工・生命科学・化学）「酵母ゲノムでのシスおよびトランス因子の変異によるヌクレオソームの機能解析」
原田昌彦（東北大・院農・応用生命科学）「クロマチン・細胞核による多様なゲノム機能制御」

セッション 3　酵母が進めるイノベーション (1) エネルギー・環境分野への貢献　（15:20 - 17:25）

長沼孝文（山梨大・院医工・生命工学）「酵母 Lipomyces における油脂生産」
秦　洋二（月桂冠・総研）「麹菌と酵母を用いた固体発酵によるバイオエタノール生産」
生嶋茂仁（キリンホールディングス・フロンティア技研）「酵母 Candida utilis による乳酸の発酵生産」
北本　大（産総研・環境化学）「担子菌系酵母による物質生産の新展開: バイオサーファクタントの量産と用途開拓」
北本宏子（農環研・生物生態機能）「葉面常在性真菌がプラスチックゴミを減らす」

懇親会（18:00 - 20:00）

第 2 日目（6 月 25 日）

セッション 4　酵母が進めるイノベーション (2) 健康・医療分野への貢献　（9:00 - 10:40）

田中正史（東海大・医・基礎医学）「酵母のツーハイブリッド改良系による疾患関連遺伝子の相互作用解析」
永田恭介（筑波大・院人間総合科学）「酵母が流行性感冒に罹る？」
藤江昭彦（アステラス製薬）「深在性真菌症治療薬の創薬研究」
池田玲子（明治薬大・微生物）「病原性酵母 Cryptococcus neoformans の黄色ブドウ球菌接着によるアポトーシス様細胞死の解析」

セッション 5　酵母が創る新産業　（10:55 - 12:35）

野中浩一（第一三共・バイオ医薬研）「メタノール資化性酵母による抗体産生系の開発」
畠中治代（サントリーホールディングス・R&D 企画部）「下面ビール酵母の持つアルファーグルコシドトランスポーターの性質とその役割」
下飯　仁（酒類総研・醸造技術基盤）「清酒酵母はストレス感受性である」
飯村　穰（元山梨大・院医工・生命工学）「ワイン関連酵母における産膜の機構」

セッション 6　酵母で活きる新技術　（13:30 - 15:10）

楠見明弘（京大・iCeMS／再生研）「1 分子追跡で見るラフトメゾ領域でのシグナル変換」
太田明徳、福田良一（東大・院農・応用生命工学）「ESI-MS/MS を用いた膜リン脂質の脂肪酸アシル鎖のリモデリング機構の解析」
鐘巻将人（阪大・院理・生物科学）「合成生物学的アイデアに基づいた植物ホルモン誘導デグロン法によるタンパク質発現調節」
阪井康能（京大・院農・応用生命）「細胞内レドックス状態を可視化する FRET プローブの開発」

セッション 7　酵母が拓くゲノム生物学　（15:30 - 17:00）

中村太郎（大阪市大・院理・生物地球系、NBRP-Yeast）「分裂酵母の完全長 cDNA の整備とバイオリソースとしての利用」（ショートトーク）
吉田　稔（理研・基幹研・化学遺伝学）「分裂酵母 ORFeome プロジェクトから見えてきた新しい世界」
守屋央朗（岡山大・異分野融合）「遺伝子の過剰発現の限界をゲノムワイドに測定することで見えてくる酵母ゲノムの設計原理」
伊藤武彦（東工大・院生命理工・生命情報）「新型シークエンサを用いた酵母のデータ解析」